早期に離婚が成立した事案
事例まとめ
案件概要
Aさん(夫)は、専業主婦のBさん(妻)とできるだけ早く離婚したいとのことで相談に来られました。AさんとBさんとの間には1歳になる子どもがおり、離婚後の子どもの養育費について意見が対立していました。
Aさんは真摯に離婚後の子どもとBさんの生活のこと、つまり、金銭的な部分で、できる範囲でBさんの力になるつもりでいることを伝えたところ、BさんはAさんとの離婚に同意しました。
関係者
Aさん:依頼者。夫。Bさんとは別居中。子供の親権者になることは同意済
Bさん:妻。専業主婦。離婚後の生活が不安で離婚に同意できずにいる
子供:1歳
ご相談に至る経緯
Aさん(夫)は、1年前から別居している専業主婦のBさん(妻)とできるだけ早く離婚したいとのことで相談に来られました。
Aさんが親権者となることについて対立はありませんでしたが、AさんとBさんとの間には1歳になる子どもがおり、離婚後の子どもの養育費について意見が対立していました。
当法律事務所の活動
弁護士は、Bさんに対して、Aさんは真摯に離婚後の子どもとBさんの生活のことを考えていること、離婚時に支払うことができる範囲で一括金を支払い、子どもが20歳になるまで相当な養育費を支払う旨を伝えました。
すると、Bさんも離婚後の生活に対する不安が少なくなったのか、Aさんとの離婚に同意しました。
本事案における解決のポイント
Aさんの希望・主張
妻とできるだけ早く離婚したい。離婚時にまとまった金銭を支払うことはできないが、養育費を支払う意思もあり、養育費を継続的に支払う能力もある。
Bさんの希望・主張
将来養育費が支払われなくなることが不安、離婚時に子どもの養育費を一括で取得したい
結果
Bさんも離婚後の生活に対する不安が少なくなり、Aさんとの離婚に同意しました。
担当弁護士コメント
相手方が離婚に応じない場合、早期に新生活を始めることが困難になります。誰でも早く落ち着いて新生活を始めたいと思われるものです。そのような依頼者の方の希望にこたえるため、弁護士は、Aさんも真摯に子どもとBさんの離婚後の生活を考えていること、離婚時に解決金を支払うこと離婚後も相当の養育費を支払うこと等を丁寧に説明しました。
すると、Bさんは希望であった養育費等が支払われることに安心し、離婚に同意、Aさんの希望通り、早期にBさんと無事離婚することができました。それまで常に緊張していた様子のAさんでしたが、離婚が成立した際には、それまでの緊張が一機にほぐれた表情になったのが印象的でした。
※プライバシー保護の観点から事案の本質(争点、判決やどのような解決したか)に反しない範囲で事実関係を一部変更している場合があります。